2004年11月。当時、大阪の自宅から京都の高校に電車通学していたのだが、何をとち狂ったか自転車通学を試してみることにした。
路程は自宅最寄りの京阪門真市駅から、高校の最寄りである藤森駅まで。電車の所要時間は各駅停車と急行の乗り継ぎで約50分、営業距離は33.2キロである。
以下、当時の文章を修正・加筆表記しています。
俺の通う高校はチャリ通が認められているので、俺も今日はチャリで登校することにした。
いつもはどうやって登校してるかって?京阪電車で一時間+駅から徒歩15分です。
まだ真っ暗な午前六時、いざ出発!
門真市駅(TSU○AYAの前)。門真から京都への道はR1が一番近道になるけど、今日は京阪の線路沿いに進もうと思う。
寝屋川市駅前。
電車の車窓から見える廃墟団地。(※1)
(※1) 大阪府警の寝屋川待機宿舎である。車窓に広がる廃団地は異様な光景となっていたが、2005年頃から順次高層マンションに建て替えられた。
駅前がきれいになった香里園。ちょっとペース遅いな。
枚方市突入。ひらぱー最近行ってないなぁ。
東海道五十六番目・枚方宿
この辺りは枚方宿。東海道って実は五十三次じゃないらしい。1619年に伏見、淀、枚方、守口を通って、京都から京橋大坂まで延伸された五十七次(※2) なんだって。参考:月桂冠HP
だからこの辺りは古い町並みが残ってて落ち着く。「歴史街道」の看板も立ってます。
(※2) 一般的には、江戸・日本橋~京都・三条大橋の東海道に設けられた53か所の宿場を東海道五十三次としているが、東海道の延長として京街道(山科から南に分岐し伏見宿[54]、淀宿[55]、枚方宿[56]、守口宿[57]を通り大坂の高麗橋へ至る)を含めることで、東海道五十七次と呼ぶことがある。
参考:不死身の伏見―東海道は五十七次だった―(月桂冠)
天野川
天の川です。枚方市と隣の交野市には七夕伝説が古くからある。この地域には星田とか星ヶ丘って地名もあって、さらに「逢合橋」っていう橋もあるそうな。
でも、七夕の発祥地なのかどうかは実際のところよく分かってないらしい。
このへんから淀川の堤防上を走った。旧国道1号線なのでまぁまぁ走りやすい。
これは淀川河川敷。たまにこの河川敷で友人と楽器の練習してます。対岸は高槻市。
樟葉にやってきた。
タワーシティの最上階に一度上ってみたいな。
京阪の車窓から見える田園の中も走れます。
満員の電車を見ながらサイクリング(笑)
橋本宿
ここも京街道に位置していて、宿場として栄えた町。旧橋本遊郭(※3)やね。
(※3) 1958年施行の売春防止法によって遊郭が廃止されるまでは、橋本駅の終電は遊郭帰りの客で混み合うほどの賑わいがあり、八幡市の税収にも大いに貢献したという。なお2017年現在、元遊郭の旅館が営業しており、宿泊記を載せているサイトもある。
参考:橋本の多津美旅館で、聖夜を過ごしました。もちろん、ひとりで。
なんか雰囲気違うのが分かる?これらの建物は今、普通に住居として使われているらしい。
今度は一人でゆっくり歩いてみたいな。
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