<再公開>琵琶湖一周自転車旅(2002.7)

■2002.7.30 大阪府門真市~滋賀県高島郡マキノ町

琵琶湖に着くまでが遠い
寝坊の為、予定より30分遅い午前5時頃、大阪門真の自宅を出発。(※1)
K西と待ち合わせる阪急西向日駅へと急ぐ。まだ人通りは少なく、快調に飛ばせる。涼しい朝の風が気持ちイイ!しかも途中の信号機が全て青!信号無視せずに高槻辺りまでノンストップで到着。朝ならではの出来事だ。

(※1) 最悪である。みんなよくキレて帰らなかったと思う。

朝7時半頃向日市に入るも、待ち合わせ場所の変更でK西と出会うのに凄いてこずる。五度ほど電話でやり取りすると何とか出会えて出発。
たもさんとの集合場所である五条京阪には、一時間以上遅れて到着。本当ごめん!!m(_ _)m(※2)

(※2) 本当にすまんかった。

さて、ここでチャリの紹介。俺は安物のマウンテンバイク。荷物が多いのでリアキャリアを付けてきた。
たもさんはこの旅の為に借りたというマウンテンバイク。
そしてK西は…通学用の軽快車で挑みます!(※3)

(※3) 当時は笑っていたが、この旅の6年後には斉藤も街乗り用の自転車で京都から仙台へ旅をしていた。

さぁ集合して間もなく出発!五条京阪を出て、R1を琵琶湖方面へ向かう。
だがスタートしていきなり、最初の難関・東山の峠を通らなければならない。(※4) 時刻は9時前。夏らしく気温が上がってきた中、上り坂に入る。坂は緩やかだが、まっすぐ延々と続くのが見え、気力ややダウン。

(※4) 京都市中心部と大津市との間には二つの峠越えがあり、東海道本線や東海道新幹線はそれぞれトンネルでぶち抜いている。自転車は山越えである。

短いトンネルを抜けると長い下り坂~。すっごい爽快だ!一気に山科へ到着。ここでK西、腹痛を訴え駅のトイレへ。大丈夫?
さて、東野駅近くのコンビニで一回目の休憩。俺は朝飯兼休憩。しかしあまり口に入らない…。
この先滋賀県に入るのにまた峠があるので、飲み物を買い込んでおこう。自宅から持ってきたアク○リ三本がもう空っぽ。飲物は思っていたより大量にいるようだ。

30分ほど休憩の後出発。いざ、大津を目指す!京阪京津線と並行する頃から再び上り坂になってくる。また、ここは片側車線にしか歩道が無いので、車の流れがが途切れるのを見はかり道路を横断、逆車線側にある歩道に入る。むっちゃ怖ぇーよ!
並行する大谷駅を過ぎたあたりからやっと下り坂!一気に大津市内へ突入~。

あー滋賀県入るまで長過ぎですね(^^;
この時点で、予定より二時間遅れ。ちょっと計画はキツかったかも。(※5)

(※5) 寝坊のせいである。

さて、大津ではK川(大津市在住)と合流。ここから琵琶湖を一周する。
まずは大津に来ているのにも関わらず、まだ琵琶湖を見てないので、琵琶湖が見える浜大津へ移動。少し進むと湖が目の前に現れた。

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遊覧船の発着拠点となっている浜大津(大津港)
琵琶湖にチャリでやってきちゃったよ。思わず記念に撮る。しかしこの暑い中湖を見ると、飛び込みたくなる!(※6)

(※6) 自転車に乗って琵琶湖に来てしまったことにテンションが上がった。ナチュラルハイならぬビワコハイである。今すぐ飛び込みたい。でも港になってる浜大津じゃ泳げない。

琵琶湖を北上するため、湖西を南北に走るR161に入る。まずは琵琶湖を横断しているという琵琶湖大橋が見たい。しかし皆、大津までの時点で既に体力を消耗しており、思うように進めない。ヤル気はあっても、この暑さはいくらなんでもキツいよ!

堅田市に入り、国道沿いにあった吉野家に入る。ここで凄い事実。琵琶湖大橋はあとわずか300mだったのだ…。おい、あとほんの少しじゃねーか!…そう思いながら、ひたすら牛丼を食う。俺は腹が減っていたのだが、何故か半分しか食えなかった。暑さにやられている。
気を取り直して琵琶湖大橋へ。やはり琵琶湖を跨いでいるだけあってデカい。

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琵琶湖大橋(奥にうっすらと見えている観覧車はびわ湖タワー。調べてみると2001年廃業、この時すでに廃墟)
いやぁ長い。しかもこれ、高いんです。俺は手すりから下を少し覗いただけで、足が震えた^^; また、車が通る度に揺れる有様。じっとしていると恐ろしい。
琵琶湖大橋でしばし休憩の後、一気に近江舞子を目指すことにした。近江舞子に浜辺があるようなので、泳ぐ為に一気に進むのだ。みんな早く泳ぎたいので、飛ばす。
だが、ドライヤーのような熱い風がヤル気を奪ってゆく。風が吹くと逆に暑いくらいだ。この日の気温は36℃!灼熱だ!

だんだん周りの景色が田舎チックになってきた頃、「近江舞子ホテル」の看板が目に入る。泳ぎたい一心で上り坂を飛ばすと

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近江舞子
着いた!近江舞子水泳場!(※7)
もう、着いて間もなく水着にチェンジ、俺らは琵琶湖へダイブしたw 水はぬるいが気持ちいい~!ただこの砂浜、水はそこそこ綺麗でイイんだけど、砂粒がヤケに大きい。裸足で歩くと熱い・痛い。

(※7) 近江舞子は海水浴場ならぬ湖水浴場。湖なのに水平線が見える(小さい写真で恐縮ですが)ってすごいよね。琵琶湖どんだけ広いねん。

1時間近く休憩すると、カンカン照りだった空はいつの間にか曇り空に。進みやすくなったので出発!
一路、近江今津を目指す。R161は高架道になった部分が所々あり、周りの景色も田んぼ一色になってきた。疲労の色が濃くなっていた俺らは、会話も無く黙々と走り距離をかせぐ。

そろそろコンビニで休みたいのだが、周りは建物さえレアになっていた!同じ田んぼの景色が続くR161を走るのはもう諦め、コンビニを探す為に湖岸道路を走ることに。しばし進むとマイナーなコンビニを発見。もうフラフラな体を休める。しばらく、動けなかった。

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ダイソーで買った地図で現在地を確認する
その後マクドに入る。地図を確認すると、どうやらいつの間にか近江今津に入ったようだ。疲れた…。
この時点で、既に夕方になっている。時間の問題から飯盒炊さんは無理と判断、夕食はマクドで済ませることにした。

さて次は今夜の寝床、マキノの浜を目指す。(※8)
辺りは日が暮れかけていて、涼しくなったからかアホみたいにぶっ飛ばして、あっという間にマキノに到着!早速浜辺へ。

(※8) 琵琶湖の北西に位置する高島郡マキノ町(現・高島市マキノ町)を今宵の寝床に考えていた。なお、もちろん宿の予約などしていないので野宿である。

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真っ暗ですがマキノです
お疲れ~。今日走るのはここまで。なんか、屋根のある場所を発見したのでそこに移動。今夜はこの場所で寝ることになりそうだ。
とりあえず四方を自転車で囲む。なんとなく安心感Up(笑) 地面にシートを敷いて俺らの場所完成。(※9) 近江舞子で泳いだままの濡れた水着は自転車に干しておく。明日までに乾くといいが、たぶん無理w

(※9) 屋根付きのモニュメント的な構造物にレジャーシートを広げたが、野宿されるために設置されたものではないと思う。なお、当時は野宿ってこういうものかと思っていたが、テントも寝袋も無いのって今思えば変だ。

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俺は笑いすぎである
さて時刻は夜7時。まだ寝るには早いので花火タイム!K西持参の大量の花火で盛り上がる。みんな、花火を4~5本まとめて一気に点火しまくり!飯ごうは無理だったが、花火だけでも充分楽しかった。

そういや他に、マキノに着いたら銭湯へ行くという計画があったが、浜の近くにゃ無い…。いっそ琵琶湖で汗流しちゃおうかw

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レジャーシートを広げただけの寝床
23時頃、明日は朝早く出発することになりそうなので、そろそろ寝たい。しかし、周りに花火や爆竹で遊ぶドキュンが集まってきている為、うるさい。
しかもこの場所、浜への入口のすぐ横にある為、俺らめちゃくちゃ目立っている^^;

旅の途中で厄介な事になっちゃたまらないので、ここは見張りをすることにした。見張りは一人。交代で1時間ほど起きておく。まぁ万が一ということで。

午前2時頃、見張り交代の時間がやってきた。ロクに寝れてない。騒ぐ奴らはさすがにもういなくなっていた。
K川は何故か見張りでないのに起きていた。また、たもさんも寝苦しかったのか起きてきたので、暗闇の湖岸に座って3人で談話した。(※10)

(※10) 暗闇の湖に向かって語り合うのは楽しかった。この後斉藤は再び寝たが、この二人は真夜中の琵琶湖に入って泳いだらしい。危ない。

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